忍者ブログ
Diary(280)     Conte(8)     Baton(20)     冥王神話感想(11)     未選択(0)    
  2025/07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31   
0720
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*Part11の感想はお休みしています。
(発行 2008.1.24)

いやあまさかチャンピオソの表紙に書いてあるアオリが、私にとって事実になる日がくるなんて(笑)!
驚愕の超展開が、ほんとにほんとの意味で(つまり、あの人やこの人の人格が作者本人の手によって破壊されるとか友情と呼ぶを憚るような有り得ない癒着を見せられるとか感動的なシーンのはずなのに目のやり場に困るとかそういう事態ではなく)目の前に現れるとは!
ものすごく吃驚しています。ととと、とりあえず順を追ってツッこみとか入れながら(当然のようにツッこみどころは山のようにあるわけですよ)落ち着こう・・・。

えー、冒頭の3ページばかり。
水鏡先生のガルーダ冥衣の頭のてっぺんが三つほどぴこぴこ光ってて面白いことを除けば、いかにも聖闘士星矢的でなかなかいいのではないでしょうか。うん、冥闘士同士は仲悪いほうがカッコイイよね。むしろ仲悪いくらいじゃないと、どう考えても聖域に勝ち目がなさすぎるよね。しかしパンドラ様のお怒りは既に災い扱いなんスね・・・(笑)!
そんで伝令到着。どうでもいいですが御大の漫画って、御大的にどうでもいいキャラはほんと容貌に恵まれないですね。まあ超美形の雑兵とかスケルトンとか出ても困りますが。

横断歩道を渡るよい子のごとく勢いよく振り上げた手の行き場に困ったか、水鏡先生テンマの腹に一発食らわせて退場。ご褒美目当てにその場に転がる3人の首を刈ろうとする伝令のスケルトンくん。おお、ここにしてようやく手にした鎌の正しい使い方を知っているスケルトンが現れた(笑)。
しかし間一髪のところで、3人の命を救いに駆けつけた者がいました!

馬です。

あのテンマが連れてた馬。まだでかい樽しょったままの馬。あれ、この子今までどこ行ってたんだっけそういえば(もう前の展開など忘れたよ・・・)。
邪魔する馬に腹を立てたスケルトンくん、容赦なく馬を攻撃します。非道です。しかしよく見ると鎌の刃先ではなく柄の方で、しかも馬本体ではなく樽をどついているあたり、実は動物にやさしい男なのかも知れん。
そしてパカッといい音で蹴り上げられ、スケルトンくん退場。弱っ!いや違う、馬強っ!どんな脚力だよ・・・!
敵を退けた馬、テンマの元へやってきて彼を起こそうとペロペロします。かわいいですね。健気ですね。でも聖衣なめても君のご主人が気付く日は永遠に来ないと思うよ。
しかし確かにハーデスの結界内で聖闘士の力が激減するという設定は前からありましたが、なぜこの人たちはこんな今にも死にそーなのでしょうか?確かに強烈な攻撃を食らっていたようには思いますが・・・。この結界の中だと全然回復できないとか、だからじりじり体力が下がっていくとか、そういう効き方なんでしょうか。しかし本編で勝てないながらも少しは闘った生き残りアテナ!組と比較すると、この黄金のひとたちすんげー弱いような気がするのは私だけだろうか・・・。

で、テンマが気がつくとそこにはテキトーな顔してはいますがちょっと回復してる黄金のひとたち。シオンの手抜き顔がとても羊らしくていい感じです。いろんなものがどうでもよさそうな感じが。
どうやって回復したのかというテンマの問いに対し、杯座の聖衣の効能について語るシオン。このへんの設定はまたまた聖闘士星矢らしくてとてもいいですね。そんなステキ聖衣が白銀って扱い的に理不尽だよなあとか(まあ黄道の星座じゃないからな)、直前まで杯座の聖闘士が着てた聖衣に水汲んで飲むのはちょっと抵抗があるなあとか、色々あったりはしますがそこらへんは追及しない。でも「池の水」って響き的に「川の水」よりお腹下しそうだよね。
そしてちっちゃいツッこみをひとつ。
童虎、お前の右手の包帯には全く意味が感じられないぞ。

そしてページをめくると。
杯、でかい(笑)!まあ聖衣なんでしょうがないよなとは思うんですけど、それ持ち上げるのに小宇宙すごく要りそう。そこで小宇宙燃え尽きて回復する前に死にそう。
先生の眼はいつもの正義の眼だったと涙ながらに語るテンマですが、・・・それは当たり前なんじゃないの?冥闘士のひとたちは基本的に「アテナのそれとは対立するけれども彼らにとっては紛れもない正義」のために冥衣に導かれハーデス側に集ったひとたちです。そういうひとたちの眼が、そのひとなりの信念と正義を宿したままだというのは至極当然のように思えますが。まあ、水鏡先生に関して言えば確かに裏がありそうですけどもね。

今回のシオンは横顔がカワイイ系なのですが、正面向いた真面目な顔はキリッとかっこよく描かれてます。今の御大が描いたムウの絵は存在しないので私の思い込みかも知れないけど、ムウに比較して若干目が鋭いような。睫のバシバシ加減はいい勝負ですが。「神秘的」を前面に出して描かれていたムウと、「若い・熱い・青い」を意識されているっぽいシオンの間には作画に違いがあるのは確かみたいな気がします。

閑話休題。自分の未来の姿が気になって杯のなかを覗く童虎、ものすごいバカ丸出しですが、かわいい(笑)。普通自分の未来とかもっと躊躇するよ!
しかしまあ映るは当然、あの老師なわけで。たまげて尻もちつくのも分かろうというものです。で、そんな友人に初めて小ばかにしてない表情で笑ったシオン。
・・・ってお前もかー!そのパーティのなかでは一番賢そうに見せといて、お前も躊躇なく覗き込むアホ小僧かー!
そして、「とてもおそれ多くて口にはできん」ことが、「なんでもない」わけがあるかー!お前はサガかー!
・・・ゼイゼイ。まあこのようにツッこみどころは満載ですが、しかしシオンが杯の中に教皇となった自分を見て驚愕するというのは、シオン好きにはたまらん演出です。青いシオンの戸惑いとか恐れとか、そういうものが良いかたちで見れたような、そんな感じ。

そして最後に来ました凄まじい展開!
車 椅 子 の 星 矢 ・・・ !
こ、これ、これって、映画天界編で見た、あの星矢・・・!?
何これ!何なの!?これは過去の話なのに、そこで本編すらすっ飛ばして更に未来の話と繋がるの!?
正直、驚愕しました。まさか星矢の「and then」の姿がこれからの連載に絡んでいくかも知れないなんて。
萌えとしての聖闘士星矢は、世界観や設定についての部分を除けばムウが死んだ時点で私のなかでは確かに終了しているのですが。
だが、燃えは別だ!純粋に、「聖闘士星矢」の続きがあるのなら私はやっぱり見たいし知りたい。長い時間を経て続きが描かれるということが、作者にとっても読者にとってもどんなに大変なことかはこの連載やもうふたつばかりあるアレやはたまた別の漫画を見ていると嫌というほど思い知らされるのですが。
それでも読みたい。知りたい。ここだけは牡羊座のムウ及びシオンのファンとしてではなく、「聖闘士星矢」のファンとしてそう思います。

というわけでこの連載、急に今後に期待!という位置づけになりました。
シオンと童虎はこれ以上出て人格に問題をきたさなくていいからさ、燃えだけ提供してくれ(笑)!

PR

(発行 2007.8.16)

さて今週のチャンピオソです。
・・・表紙には突っ込まない、突っ込まないぞ!
18Pが超ボリュームって何だよとか、どこかのヒドラを彷彿とさせる駄洒落だとか、雄と雄を×算して喜ぶのは我々のような一部の人種だけだぜ、とか、そんなこと絶対突っ込まない!


・・・。はい。中身サクサクいきましょうか。もう感じたことをそのまんま書いてるので、実際に漫画を読んでない方には全然何のことかわからないと思います、スミマセン。

立てぬのなら立たせてやろう、とか言っといて全然立たせてませんですよフェルメールさん。
あと、コズミックの見えぬ糸て、何ですか
たしかcosmicは宇宙の、とか神秘的な、とかいう意味の単語だったと思いましたが・・・。意味がつながらないんですが。
NDの人々は本編に輪を掛けて言語感覚がおかしいのでなんか色々心配になります(大きなお世話)(実をいうと本編の大時代な言葉遣いはそんなアホなと思いつつ好きなんだ・・・)。

どうでもいいけど、同じように吊り上げられていても明らかにシオンの方は面白いポーズにならないあたり、御大的にシオンはそういう風に扱ってはいけないキャラなんだなあ、と思ってみたり。
いやだって、ほんとにずーっと右足曲げた格好で固定なんですもの。童虎は腕をねじられたりひしゃげた蛙のような格好だったりわりと散々なんですけど。本編カノンもわりかし愉快な格好にされていたよなあ。

うおお向かってきた天馬を見るフェルメールさんの目が、おっそろしく冷たいです!この表情すげぇ!ていうか本編シオンもこんな顔してたそういえば(笑)!
前回の時点ではいまいちよく分からなかったんですが、どうもフェルメールさんとミーノスさんは顔が違う、ような気がする。
ミーノスさんは怪しさ全開のある意味こわい人でしたが(笑)、フェルメールさんはたいへんまっとうに悪役をこなされていて普通に恐い人だと思います。

で、まあ。ストーリー的には、ああやっぱりねとしか言いようがないんですが。
天雄星が水鏡先生だとか、お 約 束 す ぎ て 笑 え た 。
特に根拠はないけど、見た感じ洗脳されてるとかではなく自発的にハーデスの軍門に下ったっぽいかも。本編裏切り組みたいに裏の思惑があったりするのかどうかまでは予想がつきませんが・・・。
それにしてもここまで何度も『信じていた相手が敵に!』をやらかしてくれる御大はスゴイと思います。
本編から数えて何人目だ。そろそろ尊敬し出してきたぞ。

ストーリーはおいといて、個人的に微妙な気持ちになったのは、前世と本編で別人でありつつも天馬と星矢の技が同じということでしょうか。まあその星座ごとに対応する技があって、それが継承されていくと考えればそれほど不自然なことじゃないのかも知れないけども、・・・う~ん?
フェルメールやミーノスのように冥闘士なら、いいんです。彼らの能力は冥衣に付随するものなので、むしろ技が違ってる方がおかしい。
でも聖闘士の場合、技は修行のなかで身につけていくもんなんじゃないのかい。しかも本編牡羊座のように師匠の聖衣を弟子が継ぐことってむしろ珍しい(ていうかその一例しか見たことない)みたいなので、師匠からその星座に対応する技を継承するのも難しいんじゃ・・・。
そうなると抜け道としては、天馬がこの先弟子をとってその弟子のそのまた弟子のその先の弟子の弟子が魔鈴さんだった!みたいな方法しかない(それならカミュと氷河みたいに『星座は違っても師の技を弟子が習得』で伝えていくことができるから)んですが、ぶっちゃけこの聖戦を生き残るのはシオンと童虎の二人だけなんですよね。うむむ。

今この感想を書いてて思いましたが、この先何人聖闘士が出てこようと、天馬を含め彼らは聖戦の中で必ず死ぬんですよ、ね。何故か今の今までそれを考えたことがなかったんですけれども。
初めから終末が見えている物語っていうのは外伝にはよくあることですが、・・・なんか切ないなあ。

(発行2007.8.2)

あまりにも久しぶりで、思わず自分で書いた過去感想を読み返してしまいました。
ああ・・・思い出した思い出した。
主に頭がかわいそうなシオンと童虎と、
ハーデスの器という設定とかではなく人格の大部分がかわいそうなアローン少年と、
そんな友人にとり憑かれている人生がかわいそうな天馬くんの話だった。

えー、さて。中身のお話に参りましょうか。(何事もなかったかのように)
ハーデス城の結界て、そんな広範囲にしかも自動的に張られるもんだったんですね。『結界の中では聖闘士の力はゴールドでさえ幼児並みに落ちる』というのは確かに本編から存在してたルールですが、・・・なんで幼児なみに落ちた力でスケルトンを倒せたのかが甚だ疑問。あ、そうか幼児ったって聖闘士(候補)の幼児だもんな、そりゃスケルトンくらい倒せるわ。推定9歳でまだ一般児童だった一輝だって、辰巳程度ならボコボコにできてたしね。

『そうなったら三人ともここで死滅するしかない』というシオン様の言葉選びに不穏なものを感じます。
そして『みすみす勝機はない』という謎の言い回しをする童虎さんの言語能力に若干の不安を感じます。
ちなみにこの辺りからシオン様はスカして目を閉じた表情が多くなっています。多分、面倒くさくなってきたんでしょうね。

で、問題の大爆笑ページ。
『杯座の水鏡先生』を一瞬、『水晶先生』と見間違えました。ど こ の シ ベ リ ア ン 。
まあ、次のページ捲って仰天の設定を見れば、そうでなくても笑うところだとは思いますが。ここはひとまず、敢えて絵面にツッコませてください。
何だその受け皿!何だそのなんかチョーダイ的な構え!!
(どうでもいいがこの辺の天馬の喋りは子どもっぽくてちょっとカワイイ)
ほいで、その水鏡さんはシオン&童虎の知己なのだそうな。お二人よりも仁・智・勇に優れていたのであっという間に白銀に昇格したんだそうです。やっぱり若い頃のこの二人、あんまり優れてなかったんだなあ仁・智・勇に・・・
教皇の命を受けこのあたりにって、ソレそこの血の気の多い二人が勝手に来るまでもなく聖域でちゃんと情報(たぶんハーデス関連の)を管理して対策をとろうとしてたって事ですよね?・・・うわあ。

え、えええと。
『邪悪な小宇宙』とか好き勝手言うシオン様や『おそろしくステータスが高い これは黄金聖闘士級の小宇宙だ』とかさり気なく自慢する童虎さんのページは、とりあえず置いといて。
天貴星、見開きどーんとブチ抜いて登場です。
その名も『天貴星グリフォンのフェルメール』!

あっははははははははははははははははははははは!
今なんかLとかCとかつく漫画がどっか彼方に飛んでった!吹っ飛ばされたぞ!
微妙に喋り方とか本編のミーノスさんとは違ってます。顔はまあまだマスクしてることもあって何とも言い難いですが、なんとなく違いがあるような気もする。
そして本編ラダマンと同じように結界内というホーム中のホームで敵を莫迦にする愉快なフェルメール氏。ある意味すごい、冥界勢。
もうシオンと童虎が話を進めるための台詞と行動を分担して行う様子なんてどうでもいいです。
最後のページ。最後のページだよ!
こ、ここここれは・・・!シオンが243年後に青銅聖闘士を四人まとめて投げ上げるあの行動では!?
なんともはや、こんな所に元祖がいたのですなあ。どうしよう投げられながら『これカッコイイな今度使おう』とか考えてたら・・・!

そんなこんなで。
来週も18ページという巨弾だそうです。いかにオールカラーとはいえ18ページで巨弾扱いってすげーな。

prev  home
忍者ブログ  [PR]

(design by 山瀬)