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0824   comment (2)
もしかして、モフモフ的基準でいくとあの茶色い方はとっても残念な造形だったりするんじゃないのか・・・?
そんな疑問さえ感じる、このところの白い方のもてはやされっぷり。どこだ、どこがいいんだ、あのウザ可愛いところか。エンディングで目が笑ってないところか。
フルーレを構えるところのバンクは、黄色と青が素人じゃない感を醸し出しているなあ。おまえら持ち方かっこよすぎだろ・・・!
日曜日の朝は特撮と幼女向けアニメから始まるヤモリです今晩は。

タイトルと表紙にひかれて、『仔羊の巣』という本を借りてきました。文庫の初版が2006年ですから、既に私同様中身を大して確かめもせず購入したり借りたりした羊好きの方もいるんじゃないかと睨んでいます。
で、内容なんですけども。
羊には全然関係ないちんまりした日常的な推理小説ですが、・・・最初のうち、なんかのホモ小説借りたのかと思いました(笑)。探偵役の人がひきこもりで、経済的には自立してるけど精神的にものすごい語り手の友人に依存してるんです。語り手くんに何かあると言動が小学生レベルになったりする。
で、その語り手くんがまた自分自身もそうやって頼られることに依存しているんだな(ちゃんと本人が自覚してるのでイラッとはしませんけどね)。
普通に普通のひとが読んでちょっともやっとするんじゃないかなというくらいのベッタリぶりです。その辺は書いてる人も分かってるようで、収録されている話に二人がゲイかと誤解される話もあります(笑)。探偵くんがけっこういけてる顔立ちだとか、わざわざそんないらん設定するから(笑)!

とはいえ、ちゃんと読むと、ゲイというより拾った雛の世話してる気の優しい子どもみたいに見えてきます。語り手くんのおっとりした雰囲気の文体で全部がやわらかく軽く見えるけど、その実登場する人の多くが、魂に傷を負ったり歪みを抱えたりしている人たちなんですよね。深刻には見えなくても、理解されるのが難しくても、確実に存在する苦しみを持った人たち。探偵くんはその代表格だというだけで。
そういうものを、大袈裟にじゃなく、でも語り手くんの目線を通すことで淡々としすぎないようにさせながら見せてくれるあたりに唸らされました。そういうのってすごいと思う。
推理小説は殆ど読まない私がタイトルと装丁だけで手に取った一冊でしたが、ほんのりあったかくて好きです。『青空の卵と『動物園の鳥』』も読みたいなあ。
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08.25     サエキ
あー遂に買ったのですかぁ(笑)
表紙いいっすよね、表紙。
普通の友達に普通に薦められて、普通に読んだら、普通にソレにしか思えなくていたたまれなくなりました。
私は脇役の刑事二人組が好きだよ(笑)
ついでに、やっぱりというか何と言うか作者は女性です。
08.25     ヤモリ
買ってないよ!借りたんだよ!(ささやかな抵抗)
まあ普通に考えて男の人が書く文章じゃあないよね・・・(笑)。
でも今日本屋で見たら『小説 日本 男性』という区分に置かれていた。名前で判断されたようだ。
栄三郎さんのようなジイちゃんと仲良くなりたいです。
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