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*Part11の感想はお休みしています。
(発行 2008.1.24)

いやあまさかチャンピオソの表紙に書いてあるアオリが、私にとって事実になる日がくるなんて(笑)!
驚愕の超展開が、ほんとにほんとの意味で(つまり、あの人やこの人の人格が作者本人の手によって破壊されるとか友情と呼ぶを憚るような有り得ない癒着を見せられるとか感動的なシーンのはずなのに目のやり場に困るとかそういう事態ではなく)目の前に現れるとは!
ものすごく吃驚しています。ととと、とりあえず順を追ってツッこみとか入れながら(当然のようにツッこみどころは山のようにあるわけですよ)落ち着こう・・・。

えー、冒頭の3ページばかり。
水鏡先生のガルーダ冥衣の頭のてっぺんが三つほどぴこぴこ光ってて面白いことを除けば、いかにも聖闘士星矢的でなかなかいいのではないでしょうか。うん、冥闘士同士は仲悪いほうがカッコイイよね。むしろ仲悪いくらいじゃないと、どう考えても聖域に勝ち目がなさすぎるよね。しかしパンドラ様のお怒りは既に災い扱いなんスね・・・(笑)!
そんで伝令到着。どうでもいいですが御大の漫画って、御大的にどうでもいいキャラはほんと容貌に恵まれないですね。まあ超美形の雑兵とかスケルトンとか出ても困りますが。

横断歩道を渡るよい子のごとく勢いよく振り上げた手の行き場に困ったか、水鏡先生テンマの腹に一発食らわせて退場。ご褒美目当てにその場に転がる3人の首を刈ろうとする伝令のスケルトンくん。おお、ここにしてようやく手にした鎌の正しい使い方を知っているスケルトンが現れた(笑)。
しかし間一髪のところで、3人の命を救いに駆けつけた者がいました!

馬です。

あのテンマが連れてた馬。まだでかい樽しょったままの馬。あれ、この子今までどこ行ってたんだっけそういえば(もう前の展開など忘れたよ・・・)。
邪魔する馬に腹を立てたスケルトンくん、容赦なく馬を攻撃します。非道です。しかしよく見ると鎌の刃先ではなく柄の方で、しかも馬本体ではなく樽をどついているあたり、実は動物にやさしい男なのかも知れん。
そしてパカッといい音で蹴り上げられ、スケルトンくん退場。弱っ!いや違う、馬強っ!どんな脚力だよ・・・!
敵を退けた馬、テンマの元へやってきて彼を起こそうとペロペロします。かわいいですね。健気ですね。でも聖衣なめても君のご主人が気付く日は永遠に来ないと思うよ。
しかし確かにハーデスの結界内で聖闘士の力が激減するという設定は前からありましたが、なぜこの人たちはこんな今にも死にそーなのでしょうか?確かに強烈な攻撃を食らっていたようには思いますが・・・。この結界の中だと全然回復できないとか、だからじりじり体力が下がっていくとか、そういう効き方なんでしょうか。しかし本編で勝てないながらも少しは闘った生き残りアテナ!組と比較すると、この黄金のひとたちすんげー弱いような気がするのは私だけだろうか・・・。

で、テンマが気がつくとそこにはテキトーな顔してはいますがちょっと回復してる黄金のひとたち。シオンの手抜き顔がとても羊らしくていい感じです。いろんなものがどうでもよさそうな感じが。
どうやって回復したのかというテンマの問いに対し、杯座の聖衣の効能について語るシオン。このへんの設定はまたまた聖闘士星矢らしくてとてもいいですね。そんなステキ聖衣が白銀って扱い的に理不尽だよなあとか(まあ黄道の星座じゃないからな)、直前まで杯座の聖闘士が着てた聖衣に水汲んで飲むのはちょっと抵抗があるなあとか、色々あったりはしますがそこらへんは追及しない。でも「池の水」って響き的に「川の水」よりお腹下しそうだよね。
そしてちっちゃいツッこみをひとつ。
童虎、お前の右手の包帯には全く意味が感じられないぞ。

そしてページをめくると。
杯、でかい(笑)!まあ聖衣なんでしょうがないよなとは思うんですけど、それ持ち上げるのに小宇宙すごく要りそう。そこで小宇宙燃え尽きて回復する前に死にそう。
先生の眼はいつもの正義の眼だったと涙ながらに語るテンマですが、・・・それは当たり前なんじゃないの?冥闘士のひとたちは基本的に「アテナのそれとは対立するけれども彼らにとっては紛れもない正義」のために冥衣に導かれハーデス側に集ったひとたちです。そういうひとたちの眼が、そのひとなりの信念と正義を宿したままだというのは至極当然のように思えますが。まあ、水鏡先生に関して言えば確かに裏がありそうですけどもね。

今回のシオンは横顔がカワイイ系なのですが、正面向いた真面目な顔はキリッとかっこよく描かれてます。今の御大が描いたムウの絵は存在しないので私の思い込みかも知れないけど、ムウに比較して若干目が鋭いような。睫のバシバシ加減はいい勝負ですが。「神秘的」を前面に出して描かれていたムウと、「若い・熱い・青い」を意識されているっぽいシオンの間には作画に違いがあるのは確かみたいな気がします。

閑話休題。自分の未来の姿が気になって杯のなかを覗く童虎、ものすごいバカ丸出しですが、かわいい(笑)。普通自分の未来とかもっと躊躇するよ!
しかしまあ映るは当然、あの老師なわけで。たまげて尻もちつくのも分かろうというものです。で、そんな友人に初めて小ばかにしてない表情で笑ったシオン。
・・・ってお前もかー!そのパーティのなかでは一番賢そうに見せといて、お前も躊躇なく覗き込むアホ小僧かー!
そして、「とてもおそれ多くて口にはできん」ことが、「なんでもない」わけがあるかー!お前はサガかー!
・・・ゼイゼイ。まあこのようにツッこみどころは満載ですが、しかしシオンが杯の中に教皇となった自分を見て驚愕するというのは、シオン好きにはたまらん演出です。青いシオンの戸惑いとか恐れとか、そういうものが良いかたちで見れたような、そんな感じ。

そして最後に来ました凄まじい展開!
車 椅 子 の 星 矢 ・・・ !
こ、これ、これって、映画天界編で見た、あの星矢・・・!?
何これ!何なの!?これは過去の話なのに、そこで本編すらすっ飛ばして更に未来の話と繋がるの!?
正直、驚愕しました。まさか星矢の「and then」の姿がこれからの連載に絡んでいくかも知れないなんて。
萌えとしての聖闘士星矢は、世界観や設定についての部分を除けばムウが死んだ時点で私のなかでは確かに終了しているのですが。
だが、燃えは別だ!純粋に、「聖闘士星矢」の続きがあるのなら私はやっぱり見たいし知りたい。長い時間を経て続きが描かれるということが、作者にとっても読者にとってもどんなに大変なことかはこの連載やもうふたつばかりあるアレやはたまた別の漫画を見ていると嫌というほど思い知らされるのですが。
それでも読みたい。知りたい。ここだけは牡羊座のムウ及びシオンのファンとしてではなく、「聖闘士星矢」のファンとしてそう思います。

というわけでこの連載、急に今後に期待!という位置づけになりました。
シオンと童虎はこれ以上出て人格に問題をきたさなくていいからさ、燃えだけ提供してくれ(笑)!

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